2019/07/28

時満ちて 光臨

カナダのオンタリオ州バンクロフト(Bancroft)で観測された火球。2019年7月24日のこと。

【参考】Bright fireball event near Bancroft, Ont. may have dropped meteorites - Media Relations
https://mediarelations.uwo.ca/2019/07/24/bancroft-fireball/

 

周辺に隕石が落ちた可能性もあるとのことで、「(小惑星の方から来てくれた)サンプルリターンミッションみたいなもの」と表現されてるのがなるほどなという感じで面白かったです。

火球とは

一般に-3〜-4等級よりも明るい流星の事

だそうです。IAU(国際天文学連合)等ではもっと厳密な定義があるようですが。

【参考】火球 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E7%90%83#%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%81%AB%E7%90%83

今回観測された火球は満月くらいの明るさだったそうなので、-12.7等級くらい。かなり明るい!

【参考】満月の明るさって、どのくらい? - ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/201809/200105/

 

そう、「火球」って別に太陽系外から来た天体のことじゃないんですよね。(というかほぼ100%太陽系内と思われる)

2017年にオウムアムアという天体が太陽系外から来たのではと大騒ぎになってたのに私がいまいちピンとこなかったのはこのせいか…
子供の頃から太陽系外から来た天体の話に親しみ過ぎている(笑)

実際はそのオウムアムアが観測史上初だったくらい珍しいことだそうです。

なのでもし実際にキンモク星(太陽系外の星)からプリンセス火球が地球に来て、火球として観測されるなんてことがあったら大ニュースっぽいです(笑)

2019/07/22

"One small step" から50年。アポロ11号の話。

昨日、2019年7月21日は、アポロ11号が月面に着陸した日からちょうど50周年でした。
アポロ11号。史上初めて人類が月面に降り立ったミッションです。

【参考】
宇宙情報センター / SPACE INFORMATION CENTER :アポロ11号
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/apollo_11.html


私は、僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもうアポロ11号は月に行ってた世代なもので(笑)この機会に改めてアポロ11号・アポロ計画について調べてみたら知らなかったことだらけで。
(50年前って思ったほど前じゃないな、っていうのもその一つなんですがそれは置いといて…w ポルノグラフィティさん流行り始めたころ中学生くらいでした。印象的なフレーズですよね。)


中でも特に感動したのがこちらの動画。


"That's one small step for a man, one giant leap for mankind."
(一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である)


人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング宇宙飛行士の名言。
この言葉自体は知ってたんですが、後日のインタビューか何かで語った言葉だとばかり思いこんでいて。

ところがこの動画を見てみたら、実際に宇宙船から降りて月の地面に一歩踏み出した瞬間に言った言葉だったんですね。


この動画は当時のテレビ中継の映像&音声のようです。(宇宙船の側面にカメラが格納されていたそうです。)

はしごを下って、宇宙船(= LM, Lunar Moduleの略。発音は「レム」という風に聞こえます)の脚部に乗った状態で、地面の様子などを話してます。
そして動画の後半、「ではLMから降ります。(I'm going to step off the LM now.)」と言って、月の地面に一歩踏み出した後に、上記の言葉が。


なので「『今踏み出したこの一歩は』一人の人間の小さな一歩ですが、人類にとっては大きな飛躍です」くらいのニュアンスだったのかなと思ってます。

聞いた瞬間鳥肌が立ちました…。


Photo Credit: NASA
この写真に写っているのはバズ・オルドリン宇宙飛行士ですが、動画の中でアームストロング宇宙飛行士はこのお皿のような部分に乗って話していたのかと。


アームストロング宇宙飛行士のWikipediaにこの一連の日本語訳もあるのですが、若干誤訳がありそうな気がするので、後日私なりに訳したりなんかしてみたいですが今日はこのあたりで。

Happy Apollo 50th!


【参考】
One Small Step (Apollo Lunar Surface Journal)
https://www.hq.nasa.gov/alsj/a11/a11.step.html
ミッション中の会話の文字起こしと解説。

2019/07/12

七夕過ぎたけど織女三星とか、二十八星宿とか、歳差運動とか

そういえばちびうさ絵日記で七夕の話あるのに七夕過ぎちゃったや…と思って、遅ればせながら読み返してネタを探してきました。(旧暦なら来月だしまだ良いかなって…(笑))

今回は天文学というより民俗学?っぽいお話です。
昔の中国の星座の話とか。

(ほとんどWikipediaと、個人の方のサイトやブログを参考にさせていただいて拙い理解で書いてます。こんな説もあるんだ面白いなー、くらいに読んでいただけたらとm(_ _)m)

織女三星

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その中で亜美ちゃんが解説してる「織女三星」

織女はこと座α星こと「ベガ」
中国ではそのすぐ北東にあるゼータ(ζ)星とイプシロン(ε)星をまとめて「織女三星」と呼ぶ、というお話ですが、調べてみたら、同じこと座の中ならゼータ・イプシロンよりもっと明るい目立つ星が他にありそう。

【こと座】


"Lyra constellation map" by Torsten Bronger, used under CC BY-SA 3.0

なんでこの三つの星がピックアップされたんだろう…?と思って検索したら、画像検索ですぐ出てきました。

昔の中国の星図

昔の中国の星図で「織女三星図」というのが出てきました。


織女三星圖」(古今圖書集成·明倫彙編·宮闈典·第三卷)

考えてみたら当たり前なんですが、昔の中国にはそもそも「こと座」が無くて、この三つの星が「織女座」的なくくりだったっぽい。

上記の図は「古今図書集成」という18世紀初頭(1700年頃)に作られた百科事典から。
古来からある書物を集めた百科事典だそう。

古今図書集成 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%8A%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%9B%86%E6%88%90

じゃあわし座のアルタイルも牽牛座みたいなものがあったのかな?そっちも古い星図で見てみたいな、と探してみようとしたのですが。
この星図、いくつものファイルにわかれていて、1ページにまとまっている場所が見つからない…。

ファイル名で検索をかけていくつか開いてみましたが、「牽牛」っぽい記載が見つからない。
織女三星みたいに画像検索に出てこないかな…とも思ったけど見当たらない。


で、ひょっとして中国では牽牛って名前じゃないのでは…?と思い当る。

そういえば「牽牛 織女」で検索してみたらこちらのページが↓

牛郎織女
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9B%E9%83%8E%E7%B9%94%E5%A5%B3

どうやら牽牛ではなく「牛郎」?

というわけで「牛郎 宿」で検索してみる
(ふしぎ遊戯で星の何かのこと「宿」って言うって読んだのでwこの時点では星座のことか何かだと思ってました。宿については後述。)

図を見るにどうやら星座の位置を解説していそうなブログを発見。(中国語はほとんど分かりません…。)

漢字の見た目とGoogle翻訳を頼りに読んでみた所、どうやら牽牛の中国での名前は「牛郎」、星座としての名前は「河鼓(かこ)」(河鼓二、真ん中の星が牛郎星)

【舊文重貼】牛郎和織女的相會_TG_Lin_新浪博客
http://blog.sina.com.cn/s/blog_9b83ca520101ruk8.html

在中國的星圖之中,「牛郎星」的另一名字是「河鼓二」、即西方的「天鷹座α」;而「織女星」則是西方的「天琴座α」。

『中国の星図では、「牛郎星」の別名は「河鼓二」、西洋で言う「わし座α星」、そして「織女星」は西洋で言う「こと座α星」です』
ってことだと思います。

てことで「河鼓三星」でぐぐる

画像検索でた!!


河鼓三星圖」(古今圖書集成·明倫彙編·官常典·第四百三十九卷)

図の真ん中あたり、縦に三つ並んだ星「河鼓」の真ん中が「牛郎」=牽牛です。

上の方に織女もいますね!

今の星空の写真

夏の大三角の写真、昨年高知を訪れた際に撮ってきた写真があったので照らし合わせてみようかと。

7月の下旬で、夜中にカメラをほぼ真上に向けて撮ったものです。
写真の向きを河鼓三星図に合わせてみました。

上が織女三星、下が河鼓三星

こと座、わし座、はくちょう座と夏の大三角にも線を引いてみました。

ゼータとイプシロン、ちびうさ絵日記では結構容赦なくピンクシュガーハートアタックされてしまいますが…(笑)
八月の七夕が晴れたら「あの子達がゼータとイプシロンかー…」と思いながら見てあげてください(笑)

余談

これで織女三星の出どころも分かってすっきり!…と終わろうと思ったのですが、上述の中国語の記事がおもしろくてがんばって読んでしまったので内容をご紹介。

上記の記事は、「今は牽牛・織女どちらも「牛宿」の位置にあるが、昔は牽牛は牛宿、織女は女宿の位置に見えていたのでは」という説を検証しているみたいです。

二十八宿

まず「宿」(二十八宿、廿八星宿)とは、天球を28のエリアに分割した区分のことらしいです。

二十八宿 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%85%AB%E5%AE%BF

二十八宿は、それぞれの宿の西端の星(距星という。必ずしも明るいとは限らない)を基準とし、その距星から東隣の宿の距星までがその宿の広度(赤経差)となる。

古事記―関連資料
http://himiko-y.com/scrp1/sankou.html
→一番上の「2014.08.24(日) [A] 天の川の西岸と東岸の定義」の部分

地上の方位は地軸(自転軸)で決まり、北は北極星の向きである。しかし、古代中国の星座ではそれとは別に、黄道面自体の中に東西南北が定義されている。

古代中国では、白道に沿って28の星を決め、それぞれを「宿」という。

古代中国式星座では、白道自体を4か所で区切り、7宿ごとにグループ化して東・西・南・北と定める。しかしこのグループは、地上の方位とは別物である。

歳差運動

恒星の位置関係は(ほとんど)変わらないはず。

恒星 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%92%E6%98%9F#%E5%9B%BA%E6%9C%89%E9%81%8B%E5%8B%95

しかし、他の恒星の見かけ上の位置変化(固有運動)ほとんど変化しないように見える。これは、太陽以外の恒星は地球から数光年以上の離れた場所にあるためである。

恒星たちは、地球の自転によって互いの位置関係を保ったまま天球上を回転しているように見える。

でも、牽牛が牛宿、織女が女宿の位置に見えるためには、この二つの星座の位置が今見えている位置とは逆に入れ替わらないといけない。(今は牽牛の方が女宿に近い位置にある)

それを説明できるのが「歳差運動」という現象。

質問10-7)歳差ってなに? | 国立天文台(NAOJ)
https://www.nao.ac.jp/faq/a1007.html

地球の地軸(自転軸)は、地球の公転面に対して垂直に立っているわけではなく、図のように約23.4度斜めに傾いています。

しかし、地軸が指している方向は、ずっと同じではありません。地軸は、公転面に垂直な方向に対して半径約23.4度の円を描くように移動し、約26000年の周期で一回りしています。

コマを回したときに、コマの心棒が一定の傾きを保ったまま、ゆっくりとその頭を回していく動きと似ていますね。

参考:星空が地軸が指している方向を中心に動くことの解説動画↓

星はどう動いて見える? | クリップ | NHK for School
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005301503_00000


  • 歳差運動によって、真北の位置がずれ、従って天球上の経度(東西)もずれる
  • ベガとアルタイルが見えるあたりはこの歳差運動によるずれが最も大きい
  • そのため、ベガとアルタイルの東西が入れ替わったように見えた

この辺、頭の中でうまく分からなかったので簡略化して図にしてみました。

※下の図は位置関係も方角も星の数も適当です。
歳差運動(=北極の位置が変わる)によって天球上の経度(二十八宿の場所)が変わるってどういうこと?っていう部分だけ分かりやすくしたかったので…。ただただ自分が理解するため用に図を書きました。

二十八宿が、「天の北極」(地球のばした先)と、円(天球)の外側の方に位置する「距星」を基準として引いた線によって天球を分割しているもの、と理解すると、
例えば下の図が現在の星空だとする。

真ん中の青い丸印が天の北極、
オレンジの点が「距星」として、
ケーキを切ったみたいな形のとこがそれぞれの「宿」、
赤い星「ベガ(織女)」も、青い星「アルタイル(牽牛)」も、両方「牛宿」にある状態と考えてください。(しかも牽牛の方が女宿に近い)


でも、4000年前は「天の北極」(円の真ん中)が緑の丸印の位置だったとしたら

基準である「距星」も、ベガやアルタイルなどの恒星も移動していないのに、
赤い星「ベガ(織女)」が「女宿」のエリアに位置していたことになる。


アニメーションさせるとこんな感じ

オレンジの点「距星」も、ベガ(織女)もアルタイル(牽牛)も動いてないんです。でも天の北極が動くと宿(エリア)が変わる。

色々読んで理解した結果、こういうことなのかなと…
きつねにつままれたみたいな感じしません…?

これが4000年くらいの時をかけて緑の位置から青の位置にゆーっくり移動した、と。

(またこの天の北極が中国では真上ではないのでこの円のフチは地平線とは一致しなくて…とかいろいろ考えるとややこしいと思うんですが、全部簡素化してます!すいません!)

ブログで書かれているのは、

  • 歳差運動は500年以上かけないと観測できないが、中国では周の時代(1000年前)の時点ですでに3000年以上に渡る天体観測の成果が蓄積されており、この位置の入れ替わり現象が知られていた可能性がある
  • これまでの観測結果から牛郎と織女が「動いている」のを知った周時代の天文学者が、いつかこの二つの星が出会うのではと考えたとしても不思議ではないのでは

という説のようです。

特に最後の、実際に観測された現象から二つの星がいつか出会うと考えられたのではという点は、個人の方の説ですが、本当にそうだったら素敵だなと思いました。以下の部分。(Google翻訳で読んでるので間違ってたら教えてください…)

從周朝天文學家的觀測經驗與推測,他們或許會從牛郎、織女兩星過去的移動軌跡,預測兩者的未來趨向,並得到了「牛郎織女二星在未來的某一天將會相合」的推論。


実際には、亜美ちゃんが解説している通り十六光年離れているので出会えません…(´・ω・`)


ちなみにこの歳差運動により、1万2000年後にはベガが北極星の位置になると予測されているようです。そう考えるとだいぶ大きく動くものなんですね…?!

AstroArts: 【特集】七夕 - おり姫星、ひこ星の見つけ方
https://www.astroarts.co.jp/special/2006tanabata/find-j.shtml

べガはこの歳差運動のために1万2000年後には天の北極の近くに移動して、北極星として輝くようになるのです。


で、なんですけど、どうやら見かけ上の東西が入れ替わるという話らしいのは分かったのですが、地上の方位、天球上の方位、古代中国星座の方位が別物らしいのと、私が中国語読めないもので、どっちをどの定義で東、西といっているのかは読めば読むほど分からなくなりました…orz

そもそもこの「天球上の見え方」は私の苦手分野です…中学生の時これ系の単元テストで理科の自己ワーストを記録した思い出w

調べてるうちにどんどん広がってしまって謎にがんばって書いた記事になりましたwでも調べてて楽しかったです!

2019/07/06

祝:Dragonflyミッション!タイタン基本情報まとめ。

セーラームーンファンにはセーラーサターンの城「タイタン・キャッスル」としてお馴染み(ですよね…?)土星の衛星タイタンの探査ミッションが決まりました!

というわけでタイタンの基本情報をおさらい!

タイタン探査ミッション「Dragonfly」

2019年6月28日、NASAから土星探査ミッション「Dragonfly」の計画が発表されました。
2026年に打ち上げ、2034年にタイタンに到達の予定。

ドラゴンフライ、日本語にすると「トンボ」です。

その名の通りというか、なんとドローンを飛ばして探査するミッション!
最初に聞いた時、タイタンってドローンが飛べるような大気があるの??と思ったんですが、あるんだそうです…!

重力が月とそんなに変わらない(地球の約6分の1)のに、大気の密度は地球の4倍くらい。
だから、ドローンで飛ぶのに適しているということみたいです。
(ドローンやヘリコプターのような回転翼で揚力を得る機械は、空気が薄いと揚力が得られない。地球でもエベレストなどの高山では操縦が難しいそうです。)

【参考】NASA、土星の衛星タイタンでドローン「Dragonfly」を飛ばす--生命の可能性を探る - CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35139294/

【参考】NASA's Dragonfly Mission to Titan Will Look for Origins, Signs of Life | NASA
https://www.nasa.gov/press-release/nasas-dragonfly-will-fly-around-titan-looking-for-origins-signs-of-life

タイタンの基本情報

概要はこの辺から。

【参考】宇宙情報センター / SPACE INFORMATION CENTER :土星の衛星
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/saturn_satellite.html

【参考】Overview | Titan – NASA Solar System Exploration
https://solarsystem.nasa.gov/moons/saturn-moons/titan/overview/

大きさ

  • 地球の月より大きい。なんなら水星や冥王星よりも大きい。
  • 大きさ(半径)的にはタイタン>水星>月>冥王星。
  • 質量で比べると、水星の方がタイタンより重い。
  • 太陽系内の衛星という括りでいうと、木星のガニメデに次いで2番目に大きい衛星。

【参考】大きさ順の太陽系天体の一覧 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%95%E9%A0%86%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E5%A4%A9%E4%BD%93%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
Wikipediaですが見やすくまとまってるので…

成分

  • 大気の主成分(95%)は窒素
  • 地表の海や川、砂はメタンやエタンでできている
  • 地下には水(塩分、アンモニアを含んだ液体の水)の海があると考えられている

地表の温度は-179℃くらいで、液体のメタンやエタンでできた川や海、湖が存在します。

下記はレーダーで撮影された画像ですが、真っ黒に写っている部分は液体であることを示しているそうです。

Image credit: NASA/JPL-Caltech/ASI/Cornell
【画像引用元】Vast Ligeia Mare in False Color
https://www.jpl.nasa.gov/spaceimages/details.php?id=PIA17031


こちらは太陽の光を反射するタイタンの海。カッシーニの赤外線カメラが撮影。

Image Credit: NASA, JPL-Caltech, U. Arizona, U. Idaho
【画像引用元】APOD: 2015 February 2 - Titan Seas Reflect Sunlight
https://apod.nasa.gov/apod/ap150202.html

タイタンの川の写真はこちらの記事でも紹介してます!